仮卒業の涙 卒業式の輝く笑顔
ごきげんよう🌈
プロファイリング子育てインストラクターの小野塚 美知穂です。本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
【日本語補修校 初のZoom卒業式】
息子の日本語補習校の卒業式が無事終了しました。小学部3クラス40名、中学部17名、高等部9名合計66名の卒業生がZoom上とはいえ、集まって、小中高合同の卒業式が無事開催されました。
日本の大学への進学が決まっている高校生2名は、日本から参加。深夜にも関わらず卒業生全員が揃ったことは、子供達にとっても親にとってもとても嬉しいことでした。リアルに対面で会うことは叶いませんでしたが、オンライン上だからこその、時間や物理的距離を超え、同じ「時間」を共有できている喜びを感じられたのではないかと思います。
日本語補習校のこれまでの歴史の中で初めてのズーム卒業式という形式だったとは思いますが、テクノロジー時代を生きている 子供達にとっては、特に違和感を感じることもなく、むしろ時間を有効活用できた印象さえ残る気がしました。
卒業式に引き続いて、高等部では、生徒会主催のお祝いの会が行われました。こちらもバイオリンやピアノ、ホルン、トランペットなどによる演奏を、高校1年生、2年生が、それぞれの音源を録音して、卒業生の紹介や高校生活を振り返るビデオを作って披露してくれました。
また小学校時代の懐かしい恩師からのお祝いのメッセージや、最後の2年3ヶ月をともにした高等部の先生方のメッセージも、子どもたち一人一人の性格をよく理解してくださっている温かい言葉に溢れていました。
【日本語補修校ならではの学年を超えた繋がり】
卒業式のトリを務める 高等部の答辞をする息子は最初少し緊張していた様子でした。でも、高校2年生の後輩の送辞が、とてもユーモアあふれた素敵なスピーチだったのです。
そして特に後輩の送辞の内容は事前に知らされてませんでしたし、打ち合わせもしていなかったのに、「先輩たちの凄さを感じたのは、2017年の運動会のことでした」と息子が答辞のスピーチテーマとして取り上げた「中3応援団」のことをスピーチの中でフォーカスしてくれたんです。そんな、後輩からの「最高のパス」を受け取って嬉しそうに聞いて、ユーモアたっぷりのスピーチにクスッと笑って、とてもリラックスして答辞の挨拶ができたようでした。
同じキャンパスに、小学校から高校までの長い間通っている学校だからこそ、学年を超えての交流がたくさんあり、中高生が小学生の面倒を見る温かい上下関係が築かれていることが素晴らしいなあと改めて感じました。
【袴姿での卒業記念写真撮影会】
午後は、袴の着付けをして、まずはそこで記念撮影。カメラマンの方が、刀や、日本傘や、色々な小物を準備してくださっていて素敵な写真をたくさんとっていただくことができました。
それから、Lake Powayという湖がある公園で、卒業生が集まり卒業記念の撮影会をしました。とにかく子どもたちが本当に楽しそう!!嬉しそう!!青春真っ只中にいるんだなーというキラキラしたエネルギーに溢れていて、それを見守る私たちも本当に幸せな気持ちでした💓午前中雲が多かったんですが、午後の撮影の時間帯には、真っ青なサンディエゴらしい爽やかな空が広がり、お天気も最高!!
【先行き不安の中で迎えた、6月の涙の仮卒業】
昨年6月の仮卒業の時も、お祝いPartyがZoomであったのですが、その時は何人かの卒業生の女の子がスピーチの途中で感極まって泣き出してしまうということがありました。
みんなでたくさん楽しい思い出を作るんだ!!と意気込んでいた高校生活最後の3ヶ月。ロックダウンで急に時間が止まってしまいました。結局一度もキャンパスにいくことなく、最後の運動会も中止になり、さらにこの先どれだけの時間、学校生活が止まってしまうのか、予測が難しい時期でした。あの頃は子どもたちも私たち親もとても不安定な精神状態だったと思います。
また、アメリカのスクールイヤーは8月末スタート。日本の学校は4月スタートですから、日本語補修校のクラスメイトには、同じ学年であっても、現地校の学年が違うということが起こります。
例えば、うちの息子の場合は、日本語補修校では、高校3年生、現地校で最終学年のシニアですが、誕生日の違いによって、すでに、大学へ進学しているクラスメイトが3名います。3名は大学生、残りがハイスクールのシニアという感じです。そうした経緯もあって、6月の仮卒業の時は、大学進学組は、大学でのフレッシュマンの授業がリモートスタートになり、寮生活を楽しみにしていたのに、そのまま自宅で様子を見ることになったり、先行き不安を感じていたと思います。これから大学受験というハイスクールシニア組は大学受験のさまざまな手続きが、どれだけパンデミックの影響を受けるのか?という不安がありました。
それぞれ種類は異なるけれど、6月の仮卒業の時点では、これで授業が終わったという達成感よりも、目の前の不安や、やりたいことが思うようにできなかった無念さ、もどかしさ、悔しさ そうした感情が大きかったんだと思います。私自身も、仮卒業の時の、卒業生一人一人のスピーチを聞いては、胸がぎゅーっとなるような、そんな思いがして、涙涙で9名のスピーチを聞いた記憶があります。
【輝く笑顔の3月の卒業式】
昨日の卒業式の一点の曇りもない、晴れやかな子どもたちの笑顔を見て、子どもたち一人一人が、それぞれのチャレンジを乗り越え、やり遂げたんだなーと思いました。ラジオトークで「レジリエンス」というテーマを取り上げたことがありますが、卒業生たち全員が、この1年の生活の大きな変化を、なんとか前向きに捉えて、逆風の中、少しでも前へ前へと進もうと地道な努力を続けたからこその、達成感を感じたのでしょう。
バイリンガルに育った子どもたち、日本語と英語の両方を諦めずやり遂げた自信とともに、アイデンティティの揺らぎや悩みはこの先もきっと出てくるかもしれません。でも、彼らの絆はとても強く、生涯の友人として、支え合っていい関係を続けてくれるに違いないと思います。
涙涙の仮卒業から8ヶ月後の3月20日宇宙元旦の卒業式。この日は全く涙はなく、子どもたちの晴れやかな笑顔が本当に眩しい1日でした。彼らの未来に幸あれと祈るばかりです。
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