アメリカは夏休みに入って２週間がすぎました🏝　みなさまいかがお過ごしでしょうか？日本のママたちは、学校が通常運転に戻り忙しい日常が戻ってきたようですね！

今週末は息子の日本語補習校の最終授業日＆仮卒業でした！元々４−6月の３ヶ月しかない高３の時間は全てオンライン授業となり、仮卒業のお祝いのパーティもZoom開催と異例づくしで修了💦　4月に赴任予定だった校長先生もビザが発行されないため、仮卒のZoomPartyで初顔合わせとなりました。このPartyは生徒会主催だったのですが、今年度は新役員選挙、結果発表も全てオンライン。発足後最初の仕事がこの仮卒Party企画だったようです。

在校生によるスカベンジャーハントやお絵かきソフトを活用したゲーム。卒業生のために作った歌の動画、高校生活の思い出を振り返る動画など、心をこめて準備をしてくれたんだなーということが伝わるとても素敵な会でした。テクノロジーとともに成長した彼らにとっては、バーチャル環境でもコミュニケーションを上手に取り、リアルかバーチャルかということはあまり関係なく、楽しいことを考えることも、楽しみ方も上手だなあと感心しました！

中３の頃、二十数名いた生徒が、高等部進学時に１４名になり、途中日本への帰国組、別な道を行くものとどんどん人数は減るばかり。最後はたった９名となった高３全員によるスピーチで締め括り。９名のスピーチはそれぞれ個性も違い、表現も言葉の選び方も違いましたが、全員が親への感謝、先生への感謝、仲間や後輩を大切に思う気持ち、感謝に溢れていました✨　

迷いなく日本語を続けた子は一人もいなかったと思います…

やめたい、投げ出したいと思う時は幾度となくあったことでしょう。親だって続けさせるべきか否か、迷ったり悩んだり、親子バトルやドラマも満載、しんどい時辛い時も多々あったわけで…

卒業生のスピーチからは、最後までやり遂げたからこそ感じる達成感、自信、誇りという気持ちが伝わってきました。感謝の言葉も、とってもピュアで素直な想いでいっぱいでした。「やめたいとき、諦めそうな時に、私を諦めさせないで、お母さん、私に日本語を続けさせてくれてありがとう！」とスピーチしながら泣き出す女の子もいて、ママたちは全員もらい泣き😭

息子は、午前中まで、スピーチめんどくさい、やりたくない、話すことなんてないとぶつぶつ文句を言っていたのですが💦　いざ考え始めたら、色々な気持ちが出てきたようで、親と先生への感謝、家族のように大事な仲間への想いを言葉にした２分間のスピーチを笑顔で落ち着いて話していました。私はパソコン画面に映る息子の顔を見ながら、涙が止まりませんでした😭

日々の努力を積み重ねる時間は、時に苦しいこともありますが、私にとっては「日本語」を続けたことで、長い時間の「親子二人三脚」の時間を余計にもらえたんだなーという想いがあります。

卒業式は来年の3月とまだ先ですが、昨日の感動とともに、肩の力が抜けたようなそんな虚脱感を感じる日曜日。今日は久しぶりに「母日記」みたいな内容になってしまいました💦　

海外で「バイリンガル子育て」中のあなたへ　何か参考になれば嬉しいです。どんな苦労があっても、信念と愛情を揺るぎなく持って、それを伝え続けていれば、子どもたちの心には必ず親の想いは伝わっているものです。自信を持ってください。そして子どもたちにとっても、ママたちにとっても、苦労や悩みを分かち合える「仲間がいること」ってすごく大事なことだなあとつくづく感じた土曜日でした。