English Project 歴史的体験を語り継ぐ

こんにちは。

プロファイリング子育てインストラクターの

小野塚 美知穂です。

本日も当ブログにお越しいただき

ありがとうございます。

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運動会練習に、残業、帰宅後も深夜までテスト採点とか、引き継ぎ資料作成とかで、週末の土日は久々に24時間働けますかぁ♪ のメロディが、頭の中で流れてきそうでした。

(バブル時代に、東京で猛烈営業部員してた頃の脳内環境ってのは、サンディエゴでマイペースママライフを楽しんでいるはずの今でも、たまにハードワークが続くと、急に戻ってきたりしてびっくりします。😅😁

 

私もヘトヘトでしたが、息子もファイナル前でお疲れモード。日曜は少しゆっくり過ごすことにしていたのですが、朝一でインタビューをさせてほしいというので、何の課題なんだろう??と思うと、EnglishのFinalのプロジェクト。World Historyの課題も興味深いものでしたが、Englishの課題もなかなか深いテーマでした。

 

歴史的な出来事の時代をリアルタイムで生きていた人たちの話を聴くことが目的の今回のプロジェクト。私の父は、終戦(8/15)の1週間前に起きた八幡大空襲(8/8)で家を焼け出されており、それ以前にも3度も危うく死んでしまう、、と思うような生と死とを分ける壮絶な瞬間を生き延びた経験をしています。息子は、そうした祖父の体験についてインタビューしたいと決めたようでした。そして、そんな父の人生体験を、私がどんな風に受け止めてきたか、あるいは人生に何かしら影響を受けたことは何か?などそうした質問を受けました。

 

インタビューする質問項目は、30以上事前に準備しておくことも、今回の宿題の評価基準になっていたようです。朝の30分間ほど、息子が準備していた質問に順に答える形で話をしました。

 

聴き取った話の概要、話を聞いて自分が感じたこと、考えたこと、歴史的な史実とその経験が、その人にとってどんな影響を与えるのが、あるいは、次世代の人たちにどんな影響を与えるのか?そうしたことを文章にまとめていました。エッセイに加えて、曲を書き下ろす、ビジュアルで表現する、数字で表現するなど、クリエイィブなアプローチでの提出物も求められていたようでした。

 

WW2

 

九州で生まれ育った私にとって、夏、特に8月は、いつも物悲しい雰囲気とともに思い出される時間でした。

8/6広島の原爆、8/8八幡大空襲、8/9 長崎の原爆、そして終戦の8/15。

長崎に投下された原爆は、当初の計画では、八幡製鉄所を標的に投下されるはずでした。しかし、前日の八幡大空襲の煙が上空に残っていたため、視界が悪く、原爆投下は長崎に変更になったと言われています。もし八幡に原爆が落とされていたならば、父も母も生き延びることはできていなかったもしれないし、私も生まれていなかったかもしれないと、そんなことを両親から、毎年八月になると、繰り返し繰り返し聞かされて過ごしました。

 

アメリカに住んで、息子にこんなインタビューを受けることなんて思いもしないことでしたが、父のPersonal Historyが、本人のその後の人生に大きな影響を与えていることはもちろんですが、次世代の人たちにとっても、様々に影響を与えていることを、息子と語り合った日曜の朝でした。

 

イタリア系移民のクラスメイトは、息子と似たような祖父の戦争体験ついて発表したり、911テロについて、当時NYで仕事をしていた父親にインタビューして、そのことを、ホームページを作ってプレゼンテーションしたという友達もいたようです。

 

ダイバーシティ(多様性)こそが、グローバリゼーションであるということを、息子の話を聞いていると感じます。そして、こうした課題を通して、若者たちが色々な国の文化や歴史、価値観を学び、お互いに尊重し合うことで、理解を深め、対話ができる関係性を築くことができれば、不毛な争いは回避できるはず、と思います。どれだけ長い時間が経とうとも、戦争の傷跡や影響は、とても大きく人々の心に刻まれてしまうことを、彼らはインタビューを通して感じたのでしょうし、そうしたことを、高校生たちがお互いにディスカッションする場があること、こうしたテーマが課題として学びのテーマとなることが、とても大切なことだと感じました。

 

 

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本日もお読みくださり

ありがとうございました。

今日も素敵な1日でありますように。

ごきげんよう

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