フリーウェイとトイレットペーパー アクティブラーニング体験
こんにちは。
プロファイリング子育てインストラクターの
小野塚 美知穂です。
本日も当ブログにお越しいただき
ありがとうございます。
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火曜日の朝は、今年度最後となる、ハイスクールのCoffee with Principalに参加してきました。
新年度に迎える予定の新入生(フレッシュマン)の手続きが完了したことや、春の忙しい学校行事の状況報告、次世代のサイエンスの授業のアプローチについての説明など 今回も盛りだくさんな内容でした。
一番印象的だったのが、サイエンスの授業の疑似体験。
お話をしてくださったのは、副校長先生でもあるサイエンスの先生。
テーマは「フリーウェイ」と「トイレットペーパー」
突拍子もない組み合わせですよね?
今回課題となったのは、フリーウェイ上にある、破線の長さと、線の間隔を予測するというもの。
この問いを解決するにあたっって、近くに座っている人3−4人でグループになり、ディスカッション。
意見交換をしながら、まずは長さを予測。
トイレットペーパーを配るS先生 ↑
次に、予測する長さを実際にトイレットペーパーを教室の床に並べて、体感。
話し合ったり(コミュニケーションスキル/チームビルディング)、手を動かして、モジュールを作成したり(イメージ力、創造力)といった、動きのある活動を通して、正しい長さを割り出すという授業内容でした。
次世代のサイエンスコースは、こうしたモジュールを最大限活用して、従来は「生物」「物理」「宇宙」「化学」と4分類されていたサイエンスの領域を、常に横断的に学習する複合的なカリキュラムへと大きく変わろうとしています。
こうした
NGSS(Next Generation Science Standards)
が適用されるのは、今ミドルスクールに通っている生徒たちからになりそうです。
NGSSの考え方を、料理にたとえて説明。
こういう説明のアプローチも大切な学習ですね。
具体的な導入のタイムライン ↑
息子の学年は、従来型のコース選択 (フレッシュマンでBiology (生物)を選択し、ソフモアでChemistry (化学)、次年度以降はAPコースを選択することを考えている様子です。
教育の内容に大きな変化が起こっている時期なので、親もこうした情報をうまくアップデイトしておくといいですね。
さて トイレットペーパーを並べて、他のグループの結果を見たり、意見交換をしたりして、うちのグループは線の長さは約7フィート、間隔は6フィートぐらい?という結論にしました。
他のグループは7フィート以下のものが多かったですが、8−9フィートというグループも少数ですがいました。
さて実際のフリーウェイはどうなっているかというと。。。。
線の長さは10フィート
間隔は30フィート
なんだそうです。
車の速度がかなり早いですから、実際運転しているときに感じる線の長さは2フィート程度に見えてしまうものなのだそうです。
サイエンスにかかわらず、息子が小学校の時に体験してきた算数の問題なども、こうした実生活に関わりのあるテーマやツールを最大限活用して、学習するという方法が、アメリカの教育のとてもユニークなところでもあり、子どもたちの好奇心を刺激して、面白い!やってみたい!調べてみたい!という気持ちを引き出すのにとても大きな力を持っている気がします。
昨年度、「長さ」を教える時に、意外にも苦労した経験を思い出しながら、今回のアクティブラーニング疑似体験、とても参考になりました。
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本日もお読みくださり
ありがとうございました。
今日も素敵な1日でありますように。
ごきげんよう♪
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