コミュニティの力
こんにちは。
プロファイリング子育てインストラクターの小野塚 美知穂です。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
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イベント続きの秋。土曜日は日本語補習校40周年の全校朝礼だったので、朝から再度「手のひらを太陽に」の歌と手話を復習しながら、お弁当を作り、いつもより早めに学校へ向かいました。クラスの生徒たちが着用する赤いバンダナも洗濯してアイロンかけして、忘れないように😬
息子は同日、放課後に高等部の生徒会主催でのフリーマーケットが開催されたので、その準備作業で金曜の夜も遅くまで値付け作業をしたりしていた様子。
こうしたイベントのたびに感じるのが、「コミュニティの力」ということ。
もともと保護者たちが「海外でも日本語を学ぶ環境を!」と作られた学校なので、教師たちだけでなく、保護者ボランティアが前提の学校運営なので、保護者も様々なお役目がありますし、生徒たちも(中学生以上)忙しい授業や宿題/課題の合間をぬってのボランティア活動をしています。
40年前の一番最初の学校は、教師は5名、生徒は37名と本当に小さな小さなコミュニティだったとか。
世界に日本語補習校は数多くあるけれど、幼稚部から高等部まで13学年が揃った学校というのはなかなかないと聞いたことがあります。
「縦の関係」があることで、中学生が小学生低学年の遊びのサポートや見守り機能を果たしていますし、高校生たちは運動会の運営、朝礼の司会進行、イベント主催など、学校運営のサポート部隊として、欠かせない大きな役割を果たしてくれています。
本人はすっかり忘れてしまっているようですが、息子にも、小学生の頃、中学生の応援団長に憧れ、高等部の生徒会長に憧れという時期がありました。そうしたかっこいい先輩方の背中を追いかけてきた部分が、彼の日本語学習での一つの道しるべになってくれた気がします。
自分の子どもはとかく厳しく見てしまいがちですし、ほかのお子さん、特に先輩方はとても素晴らしく素敵に見えるものですしね。「あんな風な素敵なお兄さんになれたらいいねぇ」って、私もよく息子と話してきました。
ですから、いつの間にか、息子自身が、後輩くんたちに背中を見せるそんな年齢になり、小学生の子どもたちが、息子を囲んで色々話している様子を垣間見ているとなんとも不思議な気持ちになります。
親としてどう育てるか?を試行錯誤した時間はもちろん大きなものですが、これまで出会ってきた多くの先生方、先輩方、たくさんの保護者の方達、多くの人たちの力や支えをもらって、子どもたちがのびのびと成長できる環境を作っていけるのだと改めて感じた1日でした。
そして、子どもたち自身がお互いに学び合う環境もとても重要です。
昨日より今日、今日より明日とめざましい成長を遂げる伸び盛りの時期に、自分の少し先の人生を歩いている先輩たちから受ける刺激というのは、時に親や先生の言葉より、心に響く場合があります。また、同世代の仲間からの激励、承認というのも、がんばろうという気持ちを育て、意欲をわき立たせてくれるものです。
子どもたちが自分の力で考え、問題解決をし、そうした力を家庭や学校や自分のコミュニティの中で、どんな風に使っていけるのか?そんなことを五感を使った体験の中で、試行錯誤することこそが「学び」の真髄だと私は思っています。
土曜日の日中は11月とは思えない暑さの中、子どもたちとなわとび練習をして、汗だく、膝ガクガクになりましたが。。。子どもたちが本来持っている「学びたい」という気持ちにまっすぐに向き合っていきたいな、と改めて胸に刻み、彼らの笑顔を見守る立ち位置にいられる幸せをかみしめた1日の終わりでした。
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本日もお読みくださりありがとうございました。
今日も素敵な1日でありますように。ごきげんよう♪