海外子育てで「日本語を残す」というチャレンジ
こんにちは。
プロファイリング子育てインストラクターの
小野塚 美知穂です。
本日も当ブログにお越しいただき
ありがとうございます。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
もうあっという間に2週間ほど前の
出来事になってしまいましたが、
5月はAPテストのシーズンで、
息子は初めての
AP JAPANESE
のテストを受験してきました。
日本人家庭に生まれたものの
彼の成育環境の多くの時間は
「サンディエゴ」。
幼少期のお買い物ごっこも
お金の単位は「ドル」
でしたし
(子どもチャレンジの付録
のおもちゃを使っていたので
お札は「円」
だったんですが😀😆)
一人遊びの
ブツブツつぶやく言葉も
英語でした。
彼の意識の中では
生まれも育ちも
「サンディエゴ」。
小2の時にコンクールで
入賞した作文のタイトルは
「ぼくのふるさと
サンディエゴ」
完全にアメリカンとしての
アイデンティティを
彼の意識の中で
育んできたんだなーと
思います。
それでも親の意識としては
「絶対に日本語を彼の中に残したい!」
「日本語で会話できる親子でいたい!」
「日本の運動会や行事を楽しませたい!」
「義務教育の中3までは
日本語補習校をやめるという選択肢はない!」
ということを
息子に対していつもブレることなく
貫いてきました。
今振り返ると、
これって
完全なる
「私のエゴ」
だよね。。。
って思います😅
それに幼い彼にとっては
ものすごく厳しくしてきたなぁ、、、
と、
今となっては
反省する部分もあります😥
子育てや人生に
これが正しい!と言える
正解がないのと同じで
彼の日本語学習が
私が貫いてきたやり方で
本当に良かったのかどうか?
よくわかりません。
小学生の間は
中3までは絶対続けるのよ!
と自信を持って言えたことも
思春期反抗期の只中にあった
中学部時代は
親の思いも
グラグラと揺さぶられ
迷い、悩み。。。
あー
やめてしまえたなら
どんなに楽になれるだろう??
と思う日々ばかりでした。
高等部進学のの頃には
私の方が燃え尽きてしまってて
正しい判断をする
自信すらなくなってました。
意外にも
「ここでやめたら意味ないし」
と息子の方が
冷静に分析し、
苦楽を共にしてきた仲間と
進学することを決め
日本語学習を
継続する!と決め
そうやって
自分の力で答えを出せたことで
やる気につながり
素晴らしい先生との出会いを
引きよせ
「今」
とても楽しそうです。
ここまできてようやく
苦しかったあの時
辛かったあの時
投げ出さなくて、
やめなくて、
良かったんだァ!!!
と心から言えるんだなと
思います。
AP Japanese テストの
テキストは1年ほど前に
購入し
軽くどんな問題が出るのか
確認しておいたら?
と声をかけてみたものの
全く勉強している気配は
感じられませんでしたが。。
「まあ、なんとなくできたと思う」
と相変わらず
変な自信だけはある様子。
今回は初受験ということで
そもそもAPテストってどんなもの?
テストはどんな形式で実施されるの?
ということを経験してもらえたら
それでよしとしよう、
と思っていたので
成績はあまり気にせず
次年度以降のテスト対策の
練習になればと思っての受験でした。
AP テストは毎年5月実施の
年に1度だけの受験チャンス。
大学進学の際の、
ハイスクールでの学習成果を評価する
重要なスコアという
ことを考えると
来年度以降は
もう少し真剣に
準備してもらわないと😅
と思いますが。
本人が必要に迫られ
自分の将来を考え
どんな風に対策するのか?
勉強するのか?
どういう優先順位で
どの科目に重点を置くのか?
そういう決断は
自分で考えて
自分の力でしていくべきことで
親は、緩やかに辛抱しつつ
子どものチャレンジを
見守る他ないのだなーとも思います。
大変大変と言いながら
母子で格闘した
日本語学習の日々。
少なくとも
母である私にとっては
かけがえのない
大切な子育ての記憶。
日本語を残したい!
という母のエゴに
よく応え、
ついてきてくれました。
これまでの積み重ねが
この先の彼の人生に
どんな風に生かされるのか?
は全くの未知数ですが。。。
ママはとっても楽しくて
幸せだったよ、と
息子には伝えたいなーと
思っています。
そして
アメリカ市民として
この先生きていくであろう彼が
「日本語学習」を長年続けたことで
多様な価値観や
多様な文化や歴史を尊重する
マインドを
この先もずっと
育んでいてくれたらいいなぁと
思っています。
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本日もお読みくださり
ありがとうございました。
今日も素敵な1日でありますように。
ごきげんよう♪