S先生の思い出:19年後に戻ってきた「なつやすみのにっき」
こんにちは。
プロファイリング子育てインストラクターの
小野塚 美知穂です。
本日も当ブログにお越しいただき
ありがとうございます。
明日は教員としての初出勤日。
ちょっぴり緊張してきました
数年前から
自宅で右脳幼児教室やチューター
子育てセミナーや
アロマオイル活用のワークショップなど
仕事は何かしらしてきましたが。。。
生活の中心には
「母親業」があり
自分でコントロールできる範囲で
仕事をしてきたので
週1とはいえ組織で働くというのは
実に17年ぶり。
新学期に子供たちが
何組かな?
どんな先生かな?
どんな勉強をするのかな?
ってドキドキワクワクする気持ち
勉強ちゃんとできるかな?
友達たくさんできるかな?
と不安な気持ち
相反する二つの気持ちを
抱えているのが
今日はとってもリアルに想像できます。
なぜって
私も今同じような気持ちを
抱えているから。。。
大人になっても初めてのチャレンジは
緊張しますね。
書類の整理をしながら
新学期のことをあれこれ考えていたら
ふっと思い出したのが
私の小1−2年の担任だったS先生のこと。
今では誰も信じてくれませんが
小学校1−2年生当時
私はクラスの中で、
いるのかいないのかわからないほど
おとなしい子でした。
そして答えがわかっていても
「間違えていたら恥ずかしいな」
と思って、手を上げられない
発表できない子でした。
S先生はそんな私のことも
ちゃーんと見守ってくれる
とっても優しくて素敵な先生でした。
結婚されたばかりの若くて可愛い先生でした。
2年生でお別れするとき
「きょうしつはまちがえるところです」
というカードを私にくださいました。
3年生に進級して
引っ込み思案で臆病だった私が
どういうわけか
クラスの選挙で学級委員に選ばれました。
みんなに選んでもらったことが嬉しくて
「まちがえていいんだよ」
って励ましてくれたS先生の言葉が
すごく勇気をくれたこともあって
それからずっーと卒業まで
毎学年1学期の学級委員でした。
発表ももう怖くなくなったし、
クラスのみんなのために何かをしよう!
と思えるようになりました。
今思うと
「ありのままのあなたで大丈夫」
っていう大切なことを
2年生の最後の日
S先生に教えていただいていたんだなーって
思います。
明日からの仕事
「大丈夫かな?私」と思った時
ふっとS先生のことを思い出し
1年生の時の「なつやすみのにっき」
の最後のページに書かれた先生の言葉を
久しぶりに読み返してみました。
この「なつやすみのにっき」は
S先生との思い出が詰まった私の宝物です。
1年生の夏休みの宿題か何かで
提出したものだったと思います。
それ以来私が26歳で結婚する時まで
先生が大切に保管してくださっていたのです。
そして私の結婚披露パーティの際
「あなたが大きくなった時に
いつか渡せたらいいなーと思っていました」
といって持ってきてくださったものでした。
最後のページには先生からの赤ペンでの
コメントがぎっしり。
クラス担任だった2年間はもちろんのこと、
ずっとずっと心の中で
応援して見守って下っていたんだなと
何度読み返しても
ありがたくてありがたくて
涙が溢れてしまいます。
私が
大人になっても
お母さんになっても
「私の心の中ではあなたは
『ずーっと7歳の可愛い女の子のまんま』」
といってくださるS先生。
S先生に教わった大切なことが
たくさんたくさんあるなぁって
大人になって、母になって
そして
教師として子供達の前に
立とうとしている今だからこそ
ズシンと重みを感じる
大切な教え、大切な思いです。
S先生のように
子どもの気持ちに寄り添える
困っていることに気づいて上げられる
そして
「そのままのあなたで大丈夫」
っていってあげられる
そんな先生を目指して
ベストを尽くしたいと思います。