「千日聞き流しせよ」

昨日、息子のサッカーのお迎えの時間帯

夕暮れの空にぽっかりと

大きなお月様が低い空に出ていて

とても綺麗でした。

「中秋の名月」だったんですね〜

 

 

息子を車に乗せて、走りながら

「お月様きれいねー」

と私は秋の気配に浸っておりましたが、

 

アメリカーンな息子は

「うん、見た」と素っ気なく、

帰るなりアメフトの試合が気になりTVへGo😅😅

 

サンディエゴで季節感伝える

というのは至難の技ではありますが、

諦めず伝え続けようと思っています😆

 

先日ご紹介した

 五木寛之氏の「大河の一滴」

 

 

の中に学問寺、法隆寺での師弟のやり取りがあり

「千日聞き流しせよ」

という言葉が出てきます。

 

千日というのは、お休みの日を除くと約三年間。

「石の上にも三年」というけれど、

わかってもわからなくても良いから

ただただ聞き流しをせよ。

というお坊さまが若い学僧に諭すお話が

本の中で紹介されています。

 

私が幼児クラスに通って来られるお母様たちに

必ずこれだけはやってほしいとお願いすることが

「読み聞かせ」

「CD教材のかけ流し」

なのですが

こうした取り組みも

この

「千日聞き流しせよ」という言葉が

 伝えようとすることと同じです。

 

まだ言葉を話さない

わかっているかどうかわからない

幼いお子さんに

こうした働きかけをして

どんな効果があるのだろう?

と半信半疑のお母様が最初は大半です。

私自身そうでしたから、

無理からぬことです。

 

でも、まずはやってみる!

続けてみる!

「千日聞き流しせよ」

を騙されたと思って

やってみてほしいなーと思っています。

 

素直に継続された方は

必ずその効果を実感されています。

 

「門前の小僧ならわぬ経を読む」

という諺もありますね。

 

子供は幼い時ほど

良いも悪いもなく

そのまま全てを

スポンジが水を吸い込むがごとく

どんどん吸収していきます。

意味がわからずとも

いつの間にか

そっくりそのまま

暗記、暗唱してしまう

ということが

子供達にとっては自然なこと

得意なことなのです。

 

その特性を正しく理解すれば

良いこと

正しいこと

美しいもの

ただひたすら与え続ければいい

ということがわかると思います。

 

そして

幼い子供に限らず大人でも

「千日聞き流しせよ」は有効です。

 

記憶の質を劇的に変え、脳力UPにつながります。