漢字特訓と暗唱のススメ
日本で「バイリンガル教育」というと
英語をはじめとする他の外国語を習得させることが
目的だと思います。
一方、海外に長く住んでいると
母国語である日本語をどう維持していくかが悩みの種。
何か効果的な学習方法はないかと
模索する中で手に取ったのがこの本
子どもの日本語力をきたえる
親子で読む「理想の国語教科書」
齋藤孝著
子どもの日本語力をきたえる ― 親子で読む『理想の国語教科書』
972円
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補習校の図書館で借りてきた本です。
特に漢字学習はテストのたびに頑張って覚えても
日頃生活の中で目にしない文字、使わないので
定着率の悪いこと悪いこと。
2-3か月も経つと
きれいさっぱり忘れてしまいます
”漢字は猛特訓しかない!!!”
「20回書いて覚えると思ったら大間違い。
漢字というのは40回とか50回くらいのところに
覚えるゾーンがあるんです。」
と断言されていました。
やっぱりそうだったのか。。。。
それしかないよね
と思う気持ちと。
毎週30問の漢字テスト勉強を
たった1-2回書くだけの練習で
済ませようとしている息子に
(しかも書きなぐっていて、ものすごく字が汚い)
一体どうやったら
「猛特訓」レベルの練習をさせられるのか???と
暗澹たる気持ちもあり。
一番悩んでいる漢字についての
画期的な学習方法には
残念ながらたどり着けませんでしたが。。。。
「国語力はすべての学力の基礎」
という著者の主張は
読む能力、書く能力、計算する能力は
どの子も必要な基礎学力の3つの源泉であり、
日常の生活と深いかかわりを持って言うという
「見える学力、見えない学力」の著者
岸本裕史氏の主張とも通じるものがあります。
「国語は体育だ、読書はスポーツだ」
「練習の絶対量が必要」
という言葉も、なるほど!と思う言葉でした。
先週の授業参観は
「枕草子」清少納言
だったので、
「声に出して読みたい日本語」
を借りてきました。
幼稚園~小1の頃にしちだチャイルドアカデミーにて
毎月たくさんの漢詩や古文暗唱取り組みをしていました。
本人は当時のことをすっかり忘れていますが、
中学の授業で古文が出てきても
抵抗感なく、スッーと意味がわかるのは
暗唱をたくさんやっていたおかげではないかと思います。
「声に出して読みたい日本語」あとがきより
「子供に古文はむずかしい」というのは、
子どもをよく知らない大人の勝手な考えだ。
子どもを見くびってれば、子どもはそれなりの力しか出さない。
古い日本語の最高のものを
子どもに直接ぶつけてみれば、子どもは必ず反応する。
それほど子供の感性は確かなものだ。
その通りだと思います。
私の生徒さんたち(2-3歳児)にも
漢詩の暗唱CDが大好きというお子さんがいて
いつの間にか暗唱ができるようになって
ママがびっくり!ということがあります。
息子の「ちはやふる」ブームが
続いているうちに
幼児期によく掛け流しをしていた
また一緒に聞いてみようかな