レジリエンスを高める方法 Part 1
ごきげんよう🌈
プロファイリング子育てインストラクターの小野塚 美知穂です。本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
【人間の「回復力」：免疫システムの素晴らしさ】
人は逆境にある時、一時的に調子を崩したとしても、自分の力で回復していく力「復元力」があります。身体的にも精神的にも、自分の力で回復しようとする力がさまざまな体のシステムの中に秘められています。私たちはもっと自分の体を信頼して、感謝した方が良さそうです。例えば、人間の「免疫システム」調べれば調べるほど、私たちの体のシステムは素晴らしい力を持っているんだなーと感動すらします。「免疫システム」というのは、体内で病原菌や異常な細胞を認識し、それらをやっつけることで、私たちの体を病気から守ってくれる強力な防衛システムなんですね。
アメリカのアリゾナ大学で、オフィス内にどれくらい細菌がいるか調査したところ、電話の受話器で1平方インチ当たり25.127個、机が20.961個、パソコンのキーボードで3.295個の細菌を検出したといいます。このように私たちの日常生活のなかでは、常に多量の細菌が存在しています。細菌とともに生きているということです。それでも病気にならないのは、体に備わった免疫システムがあるからなんですね。
昨年12月に人生１００年時代、いくつになっても元気はつらつ豊かにハッピーに生きていくためにどうしたらいいのか？というテーマで、健康とお金のセミナーをしたんですけれども、その時に、健康セミナーの部分でお話ししたのが「免疫システム」についてでした。
免疫システムの７０％が、腸管に集まっていると言われています。腸は、食べ物と一緒に入ってくる病原菌やウイルスなどに体内で最も接するフロントライン。だからこそ大量の免疫細胞が、栄養や水分を吸収する腸の壁のすぐ内側に密集して、外敵の侵入に備えているというわけです。さらに外敵をブロックするだけではなく、腸の壁の中にはなんと外敵をわざわざ引き込んで迎え入れる部分があります。免疫細胞に触れさせて攻撃すべき敵の特徴を学習させ、抗体を作り次の侵入に備えます。そして、学習を助けるのが腸内細菌であると考えられています。
このように、腸内環境を整えることは、そのまま免疫力アップに繋がるといっても過言ではありません。そのためには、腸を冷やさないこと、バランスの取れた食事が大切になってきます。大変な時、辛い時こそ、しっかり睡眠をとって、おいしい食事を食べて、心を落ち着かせる、そういう日々の小さな喜びが、「回復力」を高めてくれることにつながるのではないでしょうか？
【メンタルの「回復力」を高めるアプローチ】
メンタルの「回復力」を高めるアプローチとしてアメリカ心理学会の「レジリエンスを築く10の方法」から今日は前半の５つをご紹介します。
１）人との繋がり
パンデミックは、人と人との接触をたつ、そんな政治的手段に私たちは振り回されてきました。みなさんは「幸せホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」というホルモンをご存知でしょうか？不安や恐怖、ストレスを無くし、ハッピーな気分にさせてくれるホルモンで、スキンシップや人とのコミュニケーション、周りの人のためになにか行動を起こしたり、優しく接する、人を助ける行動で「ヘルパーズ・ハイ」が作用し、オキシトシンが分泌されると言われています。
ハイスクールのキャンパスで学ぶことができず、友達ともなかなか会えない中、息子が火曜ハイスクールが努力してきた活動が、オンライン上であっても、生徒同士がつながる場を設けるということでした。そしてホームレスの人に寄付をする活動をしたり、「人を助ける」行動をサポートする動きも盛んでした。
人間は社会的生き物なので、人との関わりの中で、オキシトシンが分泌されると、“自分は愛されている”と感じて、人や動物に対して愛着を感じたり、周りと親しい良好な関係を築きたい という気持ちが増すのだそうです。
２）どんなに困難で危機的状態でも、必ず乗り越えられると考える
これは少し難易度が高そうですが、自分のネガティブな感情にとことん向き合って、その感情をどうやったら、ニュートラルに持っていけるか？あるいは、プラス変換できるかをシュミレーションしてみましょう。光と影は表裏一体、闇が深ければ深いほど、プラスに転じた時のエネルギーは大きな光に包まれています。
３）変化を生活の中の一部分として受け入れる
なかなか物事がうまくいかないときは、人生にはこんな時もある、とそのまま受け入れることで、かえって、前に進めることもあります。物事の意味づけをするのは、自分次第ということですね。
４）現実的な目標を立て、それに向かって進む
冒頭でお話ししたように、私たちはみんな素晴らしい「自己免疫システム」を持っています。そしてこの免疫システムは、日中活動すればするだけ、活発に働いてくれるのです。体を動かすこと、自分の希望や理想のために、考えて行動すること。動けば動くだけ、回復力を高めていけます。
５）不利な状況であっても、決断し、行動する
もうだめだ、と諦めるか、まだまだやれることはあると絶対に諦めないか？この気持ちのもち方一つで、あなたの目の前の現実は、あっという間に変化していきます。
希望や理想を、いつも言葉にして、ビジュアライズして、心に強くイメージし続けることで、回復力はまし、あなたにとっての理想のイメージはやがて目の前に現れます。
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