子どもの思考力を伸ばす親の関わり
こんにちは。
プロファイリング子育てインストラクターの
小野塚 美知穂です。
本日も当ブログにお越しいただき
ありがとうございます。
算数の成績を伸ばしたいとき、大事なのは
正しく正確に計算できるという「計算力」が
挙げられますが、実は算数という教科、
計算力さえあればいい!
というものでもないなぁ
ということを子どもたちをみていて
痛感することがあります。
むしろ、計算力に自信がある子が
陥りがちな弱点が、とても気になります。
計算が早く正確とか、空間認識が直感でわかるとか
そういうことは大事な「スキル」であるのは
間違いないのですが、それ以上に大事なのは
「試行錯誤する力」であったり、
わからない!という問題に直面したとき、
なんとか自分の頭をひねって、
問題解決しようとする粘り強さだったり。
つまり「自力で考える力」というのが
大事ということです。
情報化社会に生まれ育った子どもたちは、
ものも情報も溢れているのが当たり前で
育った子が多く、与えられた問題や課題に
対応するのは上手なのですが、
これまでのパターンとちょっと違う問題
となると途端に
「わかんない!」
を連発して、考えることを
やめてしまうのです。
「わからない」「できない」
と思った瞬間、脳は思考停止に
なるので
「わからない」「できない」
はNGワードとして幼いうちから
教えてあげたほうがいいです。
「どうしたらできるかな?」
「どうやって解こう?」と自問自答し
なんとか考えを絞り出そうという子どもの方が
成長の伸び代が大きいと思います。
では、どうしたら「考える力」を
伸ばして挙げられるでしょうか?
それは家庭の「質問力」にかかっています。
お父さんやお母さんが質問を繰り返すことで
子どもたちの脳は、
自分の考えをなんとか「言語化」しようと
動き始めます。
質問は
●What(なんのこと?)
●Why(どうして?なぜ?)
●How
(どうやったらできる?
どんな風に感じた?)
この3つの要素が入っていることが重要です。
例えば宿題ができた!と持ってきた子どもに
「宿題はなんの勉強だったの?」
「算数は今何を勉強しているの?」
という風に聞けば、
課題やテーマを尋ねる(What)質問になります。
「なんでこの式になるの?
解き方を教えてくれる?」
「このお話を読んで、どんな風に感じたかな?」
と聞けば、Why 、Howの質問をして
子どもたちの考えを言語化するサポートを
することができるのです。
言葉が拙かったり、うまく説明できなくても
説明しようとしたチャレンジを褒めてあげましょう。
子どもが取り組んでいること、
夢中になっていることに、まずは親が
興味、関心を持つということが
とても大きな力になります。
そして、取り組んでいることに対する
褒め言葉や励ましを、日々続けることが
子どもたちの「思考力」を磨いていくことに
繋がります。
本日もお読みくださり
ありがとうございました。
今日も素敵な1日でありますように。
ごきげんよう♪
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