日米の教育改革 賛否両論

こんにちは。

プロファイリング子育てインストラクターの小野塚 美知穂です。

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

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アメリカでは数年前(うちの息子が4th Gradeくらいの頃からだったと記憶しています)からコモン・コア・スタンダートという教育改革が実施され、カリキュラム変更の移行期を経験しました。

 

日本の教育改革も少し遅れて実行されているようで、教科書の記載や教え方も微妙に変化しているのと感じます。アメリカのコモンコアも各地で賛否両論議論が噴出していましたが、最近は少し収束したのでしょうか?

これはあくまで私の個人的感覚でしかないのですが。。。アメリカ人は、言語の性質のためなのか「右脳的な」人が多いように感じます。例えば、セミナーなどでは、日本人のように必死にメモを取る人は少なめ、ゆったりとしたくつろいだ姿勢で話を聴いてますが、しっかり話を聴いて、記憶にとどめている人が多い印象がありますし、初対面の人の名前と顔を記憶するのが上手な人が多いです。

一方、コモン・コアという考え方は、すごく「左脳的」だと感じました。右脳優位で成長してきた息子が戸惑うことを心配した時期もありました。当時息子がお世話になっていたそろばんの先生も「こんなやり方をしたら算数嫌いの子が増える気がする」と心配していました。(そろばんは頭の中にそろばんがインストールされるので、イメージ脳をフル回転する右脳レッスンの一つです。)

息子が通っていた小学校の先生方は、教育に情熱を燃やす熱意ある教師が多かったので、幸い、私の心配は杞憂に終わりました。そろばんのお稽古で培ったメンタルマス(暗算)が得意だという才能をきちんと先生が認めてくださり、興味を持ってクラスでそろばんのやり方をプレゼンテーションする機会を作ってくださったりしました。

コモン・コアに準ずるやり方で解答しなくてはならない課題も多く出されましたが、「思考力/表現力をつけるための練習」として、子供たちに問題そのものを考えて作らせたり、創造性を育む取り組みの中での論理の積み上げだったので、心配していたよりは抵抗感なく、学習していたようでした。先生方の創意工夫で、あるべき論を押し付けられることなく、右脳的なアプローチと左脳的なアプローチがうまく融合したカリキュラムが実行されていたのだと思います。

 

それでも時折、簡単な掛け算や割り算など、瞬時に暗算できる内容を延々と絵で表現しなくてはならない授業もあったようで、息子は「面倒だ」「意味がない」とブーブー文句を言ってた時もありました。そんな時は、右脳的に直感的に全体を見通すということをどう表現するか?という別な学び、つまり「論理的な説明の仕方」を学んでいるのだという説明を心がけました。

 

理解や記憶を求めず、まず全体を与えるのが右脳教育の特徴です。一方左脳教育は、部分から全体へ、一つひとつの理解を求め、記憶を確認しながら知識を積み上げるというやり方になります。

(七田式子育て理論 36年の法則 七田眞 著より)

↑ 何度も読み返している七田眞先生の著書

右脳教育に興味がある方にオススメです。何度読み返しても、本当に大切なことがたくさん書かれています。

 

子どもの成長に伴い、「右脳と左脳の連携」を意識した働きかけも必要ですが、私は、経験上(特に乳幼児から小学生の頃は)「右脳教育」のアプローチの方が、学習者の無限の力を引き出すメリットが大きいのではないか?と個人的には思っています。

 

実は日本の教科書でも、コモン・コアに似た記載や教え方があり、計算や暗算が得意、算数が好き子どもたちには大ブーイングされており、私自身、自分が大事にしたいと思う信念と、教科書や指導要領で指定された内容との間で自己矛盾に陥ることが度々あります。

 

そんな時に見たのがケン・ロビンソン氏の動画

How to Escape Education’s Death Valley

 

子どもたちの多様性を認め、好奇心と創造力を育むことが一番大切なことだというスピーチの内容に勇気付けられました。

 

親や先生など、子どもたちを育む役割を持つ大人たちが、一人ひとりの子どもたちの個性にしっかり向き合い、その子の奥深くに眠る才能を見つけようと思う気持ちが一番大事なことなんだなということを再確認できた気がします。

 

 

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本日もお読みくださりありがとうございました。

今日も素敵な1日でありますように。ごきげんよう♪

 

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