海外で日本文化を学ぶということ

こんにちは。

プロファイリング子育てインストラクターの

小野塚 美知穂です。

本日も当ブログにお越しいただき

ありがとうございます。

 

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我が家もそうですが

日本人のご家庭でも

海外生活が長くなり、

生まれも育ちも海外という子供たちにとっては

日本語の学習だけでなく、

日本の文化や歴史を学ぶというのは

なかなか大変な側面が出てきます。

 

日本で生活していれば

店や道路標識、駅の表示

至る所で

「漢字」を目にすることができますが

海外では当然のことながら

アフファベットしか目にしません。

 

日本では

電車やバスでの移動も多いですし

そこから眺める車窓は

日本の景色ですので

心の原風景として

記憶の中に残っていきますが

海外生活が長い子供にとっては

そういう記憶も少ないため、

日本の地理や歴史を学習する際

生徒たちにとって何にが大変かというと

「イメージできない」

ことではないかと思います。

 

夏は高温多湿で

少しの距離歩いただけでも

汗が滝のように流れ

肌がベトベトして

あせもになって大変だったり。。

 

という

日本人であれば

多くの人が皮膚感覚として

わかる感覚も

日本での生活経験がなければ

ピンとこないでしょう。

 

サンディエゴはとりわけ

季節の境目がない

四季がはっきり気候なので、

日本のような四季折々の

景色、情緒、風情

そういうものを

子供達にイメージしてごらん??

といってもなかなか難しいわけです。

 

イメージできないものは

理解できないですし

学習意欲にも繋がりません。

 

我が家は

日本へ帰るときは

日本らしい風景に出会える場所

歴史的な場所などを

必ず滞在日程に組み込むようにしていました。

 

佐賀の吉野ヶ里遺跡

福岡の太宰府天満宮

鎌倉の大仏、侍体験

京都の金閣寺、清水寺

広島、宮島の厳島神社

広島の原爆ドーム

 

という具合です。

 

いわば

家庭で企画する

フィールドトリップ

ですね。

 

息子は典型的なアメリカンボーイ

として育っていますが

旅館の食事や温泉などが大好きで

特に宮島は

「僕、ここに住みたい!」と

いうほど気に入った様子でした。

 

生活体験ほどのインパクトはなくても

こうした日本ならではの旅を

小学生時代にしておいて

よかったなと今振り返って思います。

 

今週チューターの生徒さんに

「米作り」の単元をレクチャー

していたのですが、

お母様のご実家が東京(しかも都心部)

だという彼女にとっては

「一面に広がる田んぼ」という

景色を見たことがなく

いくら教科書の説明を語ったところで

ピンとこなかったようです。

 

 

 

 

私は北九州の田舎で育ったので、

川沿いの道を歩いて

登校する通学路沿いに

広がっていた田んぼは

身近な風景でした。

(今は大型スーパーがたち

田んぼは消えてしまっていますが。。。)

 

そして稲刈り後の田んぼは

子供達にとっての冬の遊び場。

キャッチボールをしたり

凧揚げをしたり

という子供時代の思い出と

深く結びついています。

 

また

息子が幼稚園、小学校1年を

過ごしたのは東京、世田谷でしたが

大家さんがその一帯の地主さんで

農家の方でした。

 

地主さんのお家の前には

野菜売り場があり

(お金を入れるボックスが

あるだけの無人販売)

一緒に大きな大根を買って

帰ったり、

時には

おまけにトマトをいただいて

その場で食べて美味しいね♪

という体験もありました。

 

私が知らないところで

息子は学校の帰り道

大家さんのお宅の犬に会いにいったり

キャベツの選別をお手伝いさせてもらったり

大家さんのお宅には

お世話になっていたようでした。

 

「JA」 という言葉も

そんな生活環境の中で

幼児園児の頃から

息子はきっと

耳にしていたのではないか?と思います。

 

農家のことを学習したのは

サンディエゴに戻ってからでしたが

息子が社会科の授業に興味を持ち

理解できていたのは

わずか2年半とはいえ

日本での生活体験があった

おかげかもしれません。

 

「田んぼを見たことがない」

生徒さんには

私の日本での生活体験を交えながら

教科書に出ている

農業の昔と今の写真を見ながら

色々な話をしました。

 

一番いいのは、やはり実際に

見聞する、体験することですが

今はYouTubeや

様々な動画が見られる世の中ですから

そういうツールをうまく使ったり、

日本語のテレビ番組や

漫画などを活用して

日本の生活、風土、そういったものに

興味を持ってもらえたらいいなーと

思います。

 

テレビのそばに

地球儀や世界地図、日本地図

などを貼っておいて

テレビ番組で出てきた場所を確認したり

そんな工夫も

各ご家庭でやってみると

いいのではないかな?と

思います。

 

海外で

日本語や日本の文化を子供に伝えたい!

と願う保護者の方は

ぜひ社会科の教科書を

一緒に読んだり、

テーマに関連するテレビ番組や

ドキュメンタリーなどを

お子様と一緒に見て欲しいなぁ

と思います。

 

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本日もお読みくださりありがとうございました。

素敵な1日でありますように。

ごきげんよう♪

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子育てインストラクター

小野塚美知穂

 

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