宇宙教室 in San Diego / ALSという難病のこと
先日、日曜の午後
家族で学習塾ピークとぽーと会共同開催のセミナーに参加しました。
テーマは 宇宙教室 in San Diego 私たちの知らない宇宙
講師の方は
カリフォルニア工科大学 宇宙物理工学博士
宮坂浩正さん
知っているようで知らない宇宙の本当の大きさとは?
宇宙最新研究事情 など
難しい宇宙物理工学の話をとてもわかりやすい例えや
事例で優しくお話ししてくださいました。
お話を聞けば聞くほど、
無限に広がる大宇宙のとてつもない大きさを感じ、
(もう想像の域を超える大きさです。。。)
地球ですら、そして人類すら
宇宙全体からすると
本当に本当にちっーぽけな存在なんだなーと
思いました。
人間やその他の生命体と同じように
星にも
新星の誕生があり、
そして星の命が尽きる時は爆発という形で
星の一生が終わるという話も印象的でした。
もっともその時間の長さというと、
気が遠くなる時間です。
例えば、私たちにとって身近な太陽も
あと「50億年」ほどで燃え尽きるであろう
と言われているそうです。
テクノロジーの進化により
たくさんの惑星が発見されたり
地球と似たような環境、つまり生命体が何かしら
生きていく環境があるのではないか?と研究が進んでいる
星も沢山候補が上がっていたり
調べれば調べていくほど、
まだまだ圧倒的にわからない未知の領域に出会い続ける
というところが、宇宙物理学の研究の面白さであるという
宮坂さん。
小学校の時から宇宙に魅せられ、
この道一筋に研究してこられたそうです。
研究者になるためにはどうしたら良いか?
というキャリアパスについても
具体的な進路をお話してくださいました。
最後は、
難病のALS との闘病生活を6年半過ごされ
昨年秋に亡くなられた最愛の息子さんのお話をしてくださいました。
公の場で、息子さんのことをお話しするのは
今回初めてだったそうです。
前半は宇宙物理学の研究員としてのお顔でお話しされていましたが、
最後のお話は、お父様の顔になり、時に涙が溢れ、
言葉につまり、会場の参加者の皆様も涙が溢れました。
そんな中
ひときわ亡くなられた息子さんの笑顔のお写真が神々しく、
本当に魂が美しい方だったのだなと感じました。
「ALS」という病気は2年ほど前のアイスバケット・チャレンジで
名前をよく聞くようになった方もいらっしゃると思います。
私は「コードブルー」というドクターヘリをテーマにした
ドラマで、この病気のことを知りました。
筋肉がどんどん萎縮していってしまう、原因も治療法も
確立されていない難病だと聞いています。
息子さんの異変に気付いたのが17歳の時。
セミナー会場には、息子さんと同じくらいの
ティーンエイジャーの子供を持つ保護者の参加者も多く
私自身、みなさん同様、
息子さんの闘病時の家族のエピソードを聞き、
病気になってもなおチャレンジし続け、
家族を想いやる心をいつも持ち続けた素晴らしい青年の笑顔を
スライドやビデオで拝見しながら涙が止まりませんでした。
将来への夢に溢れた青年にとって、原因不明の難病と闘う不安は
どれほど過酷で辛いことだたったことでしょう?
そして、そんな中でも
笑顔を絶やさない息子さんを支えるご両親のお気持ちを
思うと。。。
本当に、言葉が見つかりません。
ALSという病気を知ってもらい、
闘病中の彼の気持ちをまとめたという絵本を
セミナー終了後に購入させていただきました。
当たり前と思っている日常は
決して当たり前ではないこと。
家族と一緒にいること。
ご飯を食べる、ということ。
呼吸ができる、ということ。
笑顔でいる、ということ。
そんな些細なことに感謝の気持ちを
向けることの大切さ。。。
大切なことを教えてくれた
「はじめくん」との出会いでした。
優しい笑顔のまま、お星様になったはじめくん。
きっと今は大きな大きな宇宙から
大好きなお父様の研究を応援し、
お母様や弟さん、妹さんのことも
優しい笑顔でずっとずっと見守っていらっしゃることでしょう。
彼が残した
“Come walk with me to see what’s beyond the horizon”
という言葉は、
宮坂様、本当に素敵なお話をありがとうございました。