失敗から学ぶ <学校編>
1年前の今頃。
息子はミドルスクールの新しい学習スケジュールや
難易度も分量もハードルが高くなった宿題をこなす事にも
なかなか適応できずに四苦八苦していました。
思春期特有のホルモンバランスの不安定さもあってか
イライラと怒りっぽく
逆ギレする事も多々
親の言葉にも
先生や友達の言葉にも
とても過敏で
まさに
「ナイフみたいに尖っては
触るものみな傷つけた♪」という感じ。
チェッカーズのこの歌
高校生のイメージで
描かれているように思うんですが、、、
今時の子たちは中学生くらいが
一番不安定な感じがします。
幸い
8th gradeの今は
1年前のことが嘘のよう
最近、息子を見ていて
成長したなーと思うのは
*宿題の優先順位を決められるようになった
*宿題に必要な時間の見積もりを決められるようになった
*練る時間が遅くならないように
早めに宿題に着手すると自分で決め、
計画的に行動するようになった
*課題が多すぎる時は
使えるリソースを適切に活用できるようになった
(時間があるときでいいから
この資料プリントアウトしておいてくれる?
などと適切な時間、タイミングに
丁寧な依頼ができるようになった。)
グループワークの様子を見ていても
大きな変化を感じます。
息子だけでなく
他の子供たちもお互いに刺激を与えあいながら
成長しているんだなーと感じます。
作業分担をお互い公平に分担し
各々自分の分担や役割をきちんと果たしているので
負担に偏りがなくなったようです。
息子は責任感がとても強く
そのことはいいことなのですが
少々完璧主義なところがあり、
全体管理や取りまとめ役を志願し、
大きな負担となる作業を一人で
抱え込む傾向にありました。
深夜まで一人で文章書いたり
体裁を整えたりして
許容量を超えてパニックになってしまう。。。
今年はそういう部分が減ってきたなぁと思います。
仲間にも恵まれているのでしょう。
昨年度の1年間は、
周りのアドバイスには耳を塞ぎ
なんでも自分流でやろうとして頑なな態度。
うまくいかないことも多く
イライラし、自分に怒り、
情けなくなりと
精神面でも不安定になり、
当然体調にも影響するという悪循環。
熱を出したり、睡眠不足でフラフラになって
学校に行けなかったり。。。
見守る親もとても苦しい思いをしましたが、
結局は彼自身が苦しんで、考えて、悩んで
やり方を変えたり、考え方を変えたり
試行錯誤したからこそ
今の状態にたどり着けたんだろうなぁ
と思います。
時として
足りていないこと
できていないことばかりに
目がいってしまい、
そのことを子供にきつく言ってしまったり
あれこれアドバイスしたりしてしまいますが
時にはそれが逆効果になることもあります。
失敗したりうまくいかない時、
それは自分自身の力で乗り越えていかなくては
本当の意味での力にならないからです。
じゃあ放っておけばいいのか?
というのもまた違うので。。。
その辺のさじ加減が難しいところです。
なんでもない時に
機嫌が良い時に
「親の価値観を伝える」
話をする
相手が受け入れられそうなタイミングで
客観的な意見やアドバイスをしてみる
うまく伝わるタイミングというのを探るのが
思春期のこどもの場合
一番難しいことです。
親もまた
失敗を繰り返しながら
試行錯誤して、
お互いが歩み寄れるポイント
価値感を共有できるポイントを探し当てる
そんな感じかな、と思います。
今年のサンクスギビング休暇は
このまま心穏やかに過ごせますようにと思う
秋の夜です。