カレッジ巡り① アマースト (Amherst)
ボストン旅行後半は郊外のカレッジ巡りをしました。
レンタカーを借りて、2時間ほどのドライブでした。
アメリカ大学進学に関するセミナーや勉強会などでよく
話題に上がるリベラルアーツ・カレッジ
私も夫も日本の大学しか知らないので、
具体的なイメージがわかず、
百聞は一見に如かずということで
キャンパスを訪ねてみることにしました。
リベラルアーツの名門 アマーストカレッジ
U.S News College Rankingのリベラルアーツ部門で
ウィリアムカレッジと常に1、2位を争う名門中の名門です。
内村鑑三、新島襄など日本人の卒業生も多い大学です。
新島襄はアマーストカレッジをイメージして
同志社大学を設立したと言われています。
「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」
の言葉で知られる
クラーク博士もアマーストカレッジご出身。
キャンパス内にあるロバート・フロスト図書館内には、
内村鑑三氏の肖像画が飾られていました。
7th gradeのEnglish Honors Classで
一番苦労していたのが
”Poem” の課題だった息子。
エミリー・ディキンソンや
ロバート・フロストの名前をつけた図書館や
ホールが名門大学にあり、
”え?!何で?!”と、驚いた様子でした。
調べてみると
エミリー・ディキンソンはアマーストで生まれ、
彼女の祖父はアマースト大学設立メンバーの一人だとか。
ロバート・フロストはサンフランシスコ生まれですが、
ニューイングランド地方の農村をテーマとした作品が多く
ボストンで亡くなっています。
旅先でもiPhoneで気になったことを即調べられるのが、
本当に便利です
息子が課題で格闘していたのは
エミリー・ディキンソンの
”I’m Nobody! Who are you? “という詩と
ロバート・フロストの
“The Runaway”という詩でした。
詩の言葉を引用しながら、
詩が伝えるメッセージを象徴するイメージを選んで
挿絵のようにレイアウトし
解説、論評の文章を書き1ページにまとめる
One Pagerという形式の課題を出されていることが
多かったようです。
なかなか母には見せてくれないレポートですが、
一番苦労したEnglishのポートフォリオは
捨てるに忍びなく、、、、
(本人は「終わったからもう捨てる!」
とあっさりしたものでしたが)
1冊のファイルにまとめていたので
旅行から帰って、改めて読ませてもらいました。
Poem は大嫌い!!と
不満タラタラで仕上げていた課題でしたが
苦労して時間をかけて仕上げたレポートは
なかなか鋭い分析で
こんなことを読み取って考えていたのだなーと
息子の心の成長を感じた内容でした。
思いがけなく旅先で
偉大な詩人の名前を見つけたことが
次の学年での勉強に何かしらいい効果となって
つながるといいのですが。。。