漢字特訓と暗唱のススメ

日本で「バイリンガル教育」というと

英語をはじめとする他の外国語を習得させることが

目的だと思います。

 

一方、海外に長く住んでいると

母国語である日本語をどう維持していくかが悩みの種。

 

何か効果的な学習方法はないかと

模索する中で手に取ったのがこの本

 

子どもの日本語力をきたえる 

親子で読む「理想の国語教科書」

齋藤孝著

 

 

補習校の図書館で借りてきた本です。

 

特に漢字学習はテストのたびに頑張って覚えても

日頃生活の中で目にしない文字、使わないので

定着率の悪いこと悪いこと。ガーンガーン

2-3か月も経つと

きれいさっぱり忘れてしまいますチーン

 

”漢字は猛特訓しかない!!!” 

「20回書いて覚えると思ったら大間違い。

漢字というのは40回とか50回くらいのところに

覚えるゾーンがあるんです。」

 

と断言されていました。

 

 

やっぱりそうだったのか。。。。

 

それしかないよねチーン

 

と思う気持ちと。

 

毎週30問の漢字テスト勉強を

 たった1-2回書くだけの練習で

済ませようとしている息子に

(しかも書きなぐっていて、ものすごく字が汚い)

 一体どうやったら

 「猛特訓」レベルの練習をさせられるのか???と

暗澹たる気持ちもあり。

 

一番悩んでいる漢字についての

画期的な学習方法には

残念ながらたどり着けませんでしたが。。。。

 

「国語力はすべての学力の基礎」

という著者の主張は

読む能力、書く能力、計算する能力

どの子も必要な基礎学力の3つの源泉であり、

日常の生活と深いかかわりを持って言うという

「見える学力、見えない学力」の著者

岸本裕史氏の主張とも通じるものがあります。

 

「国語は体育だ、読書はスポーツだ」

「練習の絶対量が必要」

という言葉も、なるほど!と思う言葉でした。

 

 

 

先週の授業参観は

「枕草子」清少納言

だったので、

「声に出して読みたい日本語」

を借りてきました。

 

幼稚園~小1の頃にしちだチャイルドアカデミーにて

毎月たくさんの漢詩や古文暗唱取り組みをしていました。

本人は当時のことをすっかり忘れていますが、

中学の授業で古文が出てきても

抵抗感なく、スッーと意味がわかるのは

暗唱をたくさんやっていたおかげではないかと思います。

 

「声に出して読みたい日本語」あとがきより

「子供に古文はむずかしい」というのは、

子どもをよく知らない大人の勝手な考えだ。

子どもを見くびってれば、子どもはそれなりの力しか出さない。

古い日本語の最高のものを

子どもに直接ぶつけてみれば、子どもは必ず反応する。

それほど子供の感性は確かなものだ。

 

アップアップアップ

 

その通りだと思います。

私の生徒さんたち(2-3歳児)にも

漢詩の暗唱CDが大好きというお子さんがいて

いつの間にか暗唱ができるようになって

ママがびっくり!ということがあります。

 

息子の「ちはやふる」ブームが

続いているうちに

幼児期によく掛け流しをしていた

「暗唱文集」CD

また一緒に聞いてみようかなウインク

 

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