3月3日 桃の節句 〜季節感を伝えていくということ〜
今日は3月3日 桃の節句ですね
お教室のレッスン日と重なったので、
今日のお花のメインカラーはピンクに。
私はチューリップが大好きなので、
お部屋にあると、心が和みます。
今週は朝から濃い霧が立ち込め、なんだか気温も低い
(といっても15℃ですが)サンディエゴ。
2月は突然30℃越えの日もありましたから、
温暖といえども、10-15℃の気温の変化に
体調を崩される方も多いようです。
みなさんどうぞ気をつけてくださいね♪
年間を通じて温暖なサンディエゴに住んでいると
「季節感」というのがなくなってきます。
温暖な気候の恵みをありがたいと思う一方
四季折々の変化、季節ごとの味覚、季節ごとの行事などは
日本で暮らす魅力の一つだったのだなぁ~
とサンディエゴ生活が長くなって、
改めて感じる「日本の良さ」に思いをはせることがあります。
息子は生まれも育ちもサンディエゴですが、
5-6歳の時期、2年半ほど東京で生活したことがありました。
その時、たまたま幼児向けのプリントで
全くできなかったのが季節を判別する問題でした。
桜の花を見て「春」
ススキを見て「秋」
スイカ割りは「夏」
雪だるまは「冬」
と判別することは
日本に住んでいると当たり前のことですが、
サンディエゴ育ちの彼には
全く意味がわからない問題だったんです。
東京で過ごした2年間のうち
雪の日、台風の日は彼にとってはなんだか
ワクワク興奮する日だったようでした。
雪の日になかなか学校から戻らず心配した日も
母の心配をよそに
15分の道のりが1時間。。。
雪だるまを作りながら帰ってきたとかで
ビショビショに濡れながら
満面の笑みで帰宅
サンディエゴで雪を見たことがなかった彼にとっては
貴重な体験だったと思います。
サンディエゴに戻ってきてからは
できるだけ意識して、
季節の行事について
話をしたり、料理を一緒に作ったりするようにしてきました。
まるで季節感のないサンディエゴで子供達に
季節感を伝える
というのは結構大変なことですが。。。
日本語を教えていく時、言葉はその国の文化や歴史に
深く睦び付いているので、
季節感に関することは外せない!と
私としてはこだわっていて、
レッスンでは毎月必ず、
季節の言葉、二十四節気、季節の折り紙
などを取り入れることにしています。
今日はピンクのお花で春を感じてもらい、
季節の折り紙は「ぼんぼり」
レッスン後のご褒美に「ひなあられ」を準備しました。
四季折々の行事などへの関心は、
最近まるでなくなってしまった
息子ですが、四季折々の「味覚」は育っているのか、
お正月料理やお餅はもちろん、節分豆もひなあられも大好き
日々の食事の中で、
旬の物を食べることは(その季節の一番エネルギーの高い物を食べる)
正しい食習慣を育てる食育の意味合いとともに
季節を伝える大事な学びにつながるのかもしれません。
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